マアジの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | マアジ |
分 類 | アジ目アジ科マアジ属 |
学 名 | Trachurus japonicus |
分 布 | 北海道全沿岸から九州南岸の日本海、東シナ海、太平洋沿岸、瀬戸内海、屋久島、東シナ海大陸棚域 |
形態・特徴
形態
全世界の熱帯・温帯海域に生息。日本では北海道から九州、沖縄の沿岸域で群れで生息する。アジはその名のとおり、味の良さが語源とされている。多くの種類が知られていて、大きさは全長15cmほどのミヤカミヒラアジから全長1m50cmほどにもなるロウニンアジまでまちまちであるが、日本にて一般的に「アジ」と言うとマアジを指すことが多い。およそ5年で35cm程度に成長する。
特徴
マアジは古くから日本で食用魚として重宝されていて、体表が銀色に輝いているのが特徴。
背側がやや暗い色になっているのは鳥からの捕食をまぬがれるためとの説もある。機敏な泳ぎで引き締まった身が、独特の食感のよさへとつながっている。
旬
マアジはほぼ通年獲れるが、一番美味しい時期は5〜7月ごろ。
多く含む栄養素
いわゆる青魚なので、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれる。DHAとEPAはオメガ3脂肪酸で、血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させると言われ、動脈硬化や心臓疾患の予防に役立つ。また、DHAには記憶力を維持する働きも期待されている。他にもカルシウムやタウリンも豊富に含まれる。
食感
マアジは大きいものよりも中型くらいの方が美味。刺身、焼き魚、唐揚げ、フライなどさまざまな料理に適している。
調理法
刺身
アジの刺身
三枚におろして血合い骨を抜く。皮を引っ張ると銀皮が現れ、見た目にも美しい。
アジのたたき
三枚におろして血合い骨を抜く。身を細かく叩くように切り、大葉やみょうがなどの香味野菜を加える。
焼く
アジの塩焼き
あらかじめ塩を振って水洗いし、水気をふきとったら1時間ほどおいてから焼く。
アジのムニエル
三枚におろして塩、コショウを振り、小麦粉をまぶしてフライパンで両面をソテーする。
揚げる
アジのフライ
アジを開き、血合い骨を抜いて塩、コショウを振る。小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけて油で揚げる。