タラバガニの概要
| 項 目 | 詳 細 |
|---|---|
| 名 前 | タラバガニ |
| 分 類 | エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科タラバガニ属 |
| 学 名 | Paralithodes camtschaticus |
| 分 布 | 北極海、北太平洋の冷水帯に生息。日本では北海道のみ。 |
形態・特徴
形態
甲幅は25cmぐらいだが、長い脚を広げると1m超にもなる大型の甲殻類。英語で「キングクラブ(カニの王様)」と呼ばれているが、ヤドカリ類(異尾類)が進化する途中で分岐したため、ヤドカリ下目として分類される。オスは30年、メスは25年ほどの寿命がある。
一般的にはカニの脚は10本だがタラバガニは鉗脚(かんきゃく)も含めて見た目では8本。しかし小さな脚が甲羅の下に一対隠れているため、実は10本ある。一番下の脚が小さいのはヤドカリの特徴で、脚は雄の方が長くて太く、雌の方が短い。全身が短い棘で覆われている。
生体は甲羅側が暗い紫色、腹側はクリーム色をしているが、加熱するとアスタキサンチンの赤味が入ったオレンジ色になる。同じく足の裏側にも色素があるアブラガニと似ているが、タラバガニは心域に6つの突起があるのに対し、アブラガニは突起が4つであるであることから見分けがつく。
異名
キング・クラブ
特徴
タラの漁場と重なることから、漢字で書くと「鱈場蟹」。雌は5万粒から18万粒ほど卵を産む。卵は雌の腹部に付着し、1年ほどすると孵化する。孵化したゾエア幼生は4回脱皮してグラウコトエ幼生に変態する。
一般的にカニは横に歩くが、タラバガニは縦にも移動することができる。
旬
旬は2度あり、最初は流氷が去って身の甘みが増す4月から5月。2度目は脱皮を終えて身がぎゅっと詰まる11月から2月にかけてとなる。
選ぶときのポイント、その他
北海道産は鮮度のよいものが味わえるが価格が高め。一方、ロシア産を中心とした輸入品は価格が比較的安くなる。コストとのバランスを考えて選ぶとよい。一般的にはオスの方が美味とされている。
多く含む栄養素
血液細胞と神経細胞の健康を維持し、細胞内のDNA生成を助けるビタミンB12が多く含まれる。他にもナイアシン、葉酸、ビタミンB6なども豊富。
食感
太い脚にぎっしりと詰まった身はプリプリとしていて弾力がある。
調理法
焼く
焼きガニ
丸ごと素揚げにして塩をふる。
バター焼き
身だけを取り出し、フライパンにバターを入れて溶かし、絡めるように両面を焼く。