シャコの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | シャコ |
分 類 | シャコ目シャコ科シャコ属 |
学 名 | Oratosquilla oratoria |
分 布 | 日本では北海道から沖縄まで、主にアジアの海域 |
形態・特徴
形態
エビに形状が似ている節足動物。体長は12cm~15cm前後で大きいものは20cmぐらいになるものも。尾には鋭い棘があり、前脚の一対がカマキリの鎌のような形をしている。先頭の体節(頭部)には突出した目があり、こちらはかなづちのような形態。体色はグレーから茶色でエビ類と同じような色をしている。
異名
シャコエビ、ガサエビ、シャッパ
特徴
泥底に生息孔と呼ばれるU字形の巣穴を掘って生息する。巣穴はとても長く、総計40cm~80cmほどで底は平坦になっており、餌を食べたり産卵をしたりする。カマキリの鎌のような脚で小魚やエビなどを瞬時に捕まえて食べることから、英名はカマキリエビ(Mantis shrimp)と呼ばれる。また、シャコのパンチ力はとても強く、「シャコパンチ」と呼ばれる。
シャコは死んでから時間が経つと酵素が分泌され身が溶けて鮮度が落ちてしまうので、新鮮なうちにゆでるのがよい。
旬
旬は5月中旬から7月初旬の産卵前。雌は卵を持ち、雄もおいしいとされる。雌の卵は「かつぶし」と呼ばれる珍味。
選ぶときのポイント
生の場合は身が太り、締まっているものを選ぶとよい。ゆでたシャコは表面にツヤがあり、身の張りがよいもの。
多く含む栄養素
コレステロールを減少させる作用があるとされ、生活習慣病の予防に繋がるタウリンが豊富。糖質をエネルギーに変える働きのあるビタミンEも含んでいてとてもヘルシー。
食感
エビと比べるとやわらかな食感でうまみもあるがあっさりとしている。
調理法
寿司
握りでもつまみでも人気の寿司ダネのひとつ。カマキリの脚のような形をしたシャコ爪は、軍艦巻きでいただく。
煮る
塩ゆで
産地では塩ゆでしたものをハサミなどで殻を切り開き、身を食べる。
きゅうりとシャコの酢の物
シャコの身と薄切りにしたきゅうりを酢と砂糖を混ぜた合わせ酢で和え、塩で味を整える。シャコは酢と相性がよく美味。