ガザミの概要
| 項 目 | 詳 細 |
|---|---|
| 名 前 | ガザミ |
| 分 類 | 十脚目短尾下目ワタリガニ科ガザミ属 |
| 学 名 | Portunus trituberculatus |
| 分 布 | 日本では北海道南部から九州屋久島まで。その他中国の沿岸。 |
形態・特徴
形態
甲羅は横長の六角形。大きい個体では甲羅の幅は25cmにもなる。メスよりもオスの方が大きい。前縁にはとげが並び、左右に大きなとげが突き出す。脚は左右に5脚ずつで全部で10脚。一番後ろの脚の先は平たい楕円状で、オールのような形をしている。この脚を使って泳いで移動する。ハサミ脚は大きく、挟まれると人間でも怪我をするので注意が必要。甲羅の色はくすんだ茶褐色だが、脚は青みを帯びている。これらの色は保護色のため、海中で敵から身を守るときにも有効とされている。また、海を泳いで渡ることから「ワタリガニ」と呼ばれることも多い。一般的にはガザミを含むワタリガニ科のカニの総称を「ワタリガニ」と呼んでいる。
異名
ワタリガニ、竹崎かに、豊幸がに、ガンツ、ガネ、ヒシガニ、ガンチン、ガゼガニ、オドリガニ など
特徴
日本から中国沿岸にかけて30mよりも浅い砂や砂泥に生息。かつて日本では北洋や深海に生息する大型のカニが現れるまで、海産のカニといえばガザミを指していたほどの食用ガニの代表だった。寿命は3年。ガザミは脱皮をして成長する。脱皮直後は殻が柔らかく、外敵から食べられないように身を潜めて生活する。夜行性で昼間は砂の中に隠れて過ごし、夜になると砂から這い出て、餌を捕獲する。その鋭いハサミで貝なども割って食べる。腹の「フンドシ」とよばれる部分の幅が広いものがメス、狭いものがオス。
旬
オスは7~11月、メスは11月~4月。
選ぶときのポイント、その他
脱皮が終わってしばらくすると甲羅から硬くなり、最後に腹が硬くなって肉質がよくなる。そのため背中に汚れや付着生物が付いたものや、腹側が硬く持ち重りするものがよいとされる。
多く含む栄養素
カルシウム、マグネシウムを多く含む。他にもビタミンB12も豊富。また、カニの赤色は色素のアスタキサンチンで、高い抗酸化作用があることで知られる。
食感
繊維が細く、なめらかな食感。
調理法
煮る
ゆでガニ
ズワイガニなどの大型のカニと比べると脚の身が少ないが、肩の身は甘く美味。
味噌汁
鍋に適当な大きさに切ったガザミと水を入れ火にかけ、味噌を溶く。カニの出汁が出て味わい深い。